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はじめに 使用方法 実験 考察 まとめ


我々は布団のデザインに機能性を付加する事で、現代医療の問題点の解決の一助になれないかと考え二つの事に注目した。
一つは前腕軟部組織への末梢点滴時に全身を寝具で覆いたい患者側と点滴部位を直視下で観察したい医療側の矛盾する要求である。
もう一つは鞭打ちなどの後に起こる頚腕症候群や肩こり症等の筋肉の持続的緊張から来る慢性疼痛、痺れなどの不定愁訴に対する治療としての寝具による頚部、肩部の保温である。
この二点を考慮し掛け布団のデザインの変更を行い、特にその保温効果についてサーモグラフィーで検討してみた。

20から40代の健康な女性5人にデザインを改良していない掛け布団とデザインを改良した掛け布団をそれぞれ約二時間使用させ、その使用前後にサーモグラフィーで頚部、肩部の撮影を行った。
結果は、画像上はデザインを改良した寝具を使用した方に頚部、肩部の体温の上昇傾向が認められ、その有効性が示唆された。
 

はじめに

寝具と言うものは医療機関のみならず日常生活においても必要不可欠なものである。しかし、その寝具の素材には多くのバリエーションが提案されているにもかかわらずそのデザインは画一的であり、機能性という面では全くないといっても過言ではない。
そのような立場から布団のデザインを見直す事で、現在の医療における問題点の解決の一助になれないかと考えた。


 今回我々は二つの事に注目した。
一つは医療機関で頻繁に行われる前腕軟部組織への末梢点滴時の問題である。全身を寝具で覆いたい患者側と点滴部位を直視下で観察したい医療側の矛盾する要求である。
そしてもう一つは鞭打ち後や肩こり等の筋肉の持続的緊張から来る慢性痛、痺れなどのさまざまな不定愁訴に対する頚部、肩部の保温による症状改善の可能性である。
この二つの点を考慮し掛け布団のデザインの変更を行い、その効果についてサーモグラフィーで検討してみた。